こんにちは。
最近読書をさぼりがちになっておりました。
やっと読了できたので、ご紹介します。
今回読了した本は、『「非認知能力」の育て方~心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育~』です。
「非認知能力」って聞いたことありますか?
「非認知能力」とはIQやテストの点数などで測れない能力のこと。
協調性や積極性などの能力です。
昨今、社会生活を送るために重要とされている非認知能力が注目されており、非認知能力を伸ばす教育に力が入れられています。
そのきっかけは、1960年代にアメリカで行われた「ペリー就学前プロジェクト」。
これは経済的に恵まれない3歳〜4歳のアフリカ系アメリカ人の子どもたちを対象に行われた教育プログラムに関する研究です。
子どもたちはランダムにこのプログラムを受けるグループと受けないグループに分けられ、プログラムを受けたグループの子どもたちには、午前中は「子どもたちが主体となる学び方(アクティブ・ラーニング)」による学校教育が施されたほか、週1回先生が家庭訪問をして家庭での親子の関わり方についての指導にあたりました。
その後40年にわたる追跡調査で、この「ペリー就学前プロジェクト」を受けたグループの子どもたちは、この教育を受けていないグループの子どもたちと比較して認知能力には大きな差がないものの、学習成績が高く、より安定した社会生活を送り、犯罪率や生活保護受給率もより低いということが分かったのです。
子どもたちの将来を考え、非認知能力を伸ばす育て方を知り、実践することで、より良い生活を送ることができるかもしれません。
本書はどんな育て方をすればいいかの一例です。
わが子を思い、幸せな将来を願うなら、非認知能力にも注目して子育てしてみてください!
少しは役に立つかもしれません。
では、ありがとうございました。