かずちゃんねるのかずちゃんです。
読了しましたので、ブックレビューしていきます!
前回のものはこちら。
今回は、先延ばしやモチベーション研究で知られるカナダ・カルガリー大学ビジネススクールの教授で心理学者であるピアーズ・スティールさんが書かれた『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』をご紹介します。
「課題の期日が迫っているのにどうしても手が進まない。そして、そんな自分が嫌になる。」
誰しもそんな経験があるのではないでしょうか。
誰にでも起こり得る「先延ばし」。
先延ばしにより、私たちは多くの時間を無駄にしています。
本書では先延ばしの原因について考察し、先延ばしを改善するための方法について書かれています。
春から新年度になり、今までと違った自分になりたいと考えているあなた!
是非先延ばしを改善しましょう!!
では中身を少しだけ。
タイトル:ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
著者:ピアーズ・スティール
目次
先延ばしには4つの要素がある
先延ばしをするかどうかを決める要素が4つあります。
それが、
・期待
・価値
・時間
・衝動性
です。
「期待」とはそのご褒美を得られる「確実性」のこと。
「価値」とはそのご褒美の「大きさ」のこと。
「時間」とはそのご褒美をえられるまでの「時間」のこと。
「衝動性」とはその人の「我慢力」のこと。
ご褒美を絶対に得られるという保証がないとやる気は出にくいし、ご褒美が小さい、ご褒美を得るのに時間がかかると衝動に負けやすい。
これらが先延ばしの原因であるというのは、理解できるはずです。
先延ばしをしないためには
上記のように先延ばしには4つの原因があります。
これにより先延ばしをしにくくするための方程式がわかります。
先延ばしのしにくさ=期待×価値÷時間×衝動性
分子に期待×価値、分母に時間×衝動性となります。
分子の期待と価値が大きく、分母の時間と衝動性が小さいほど先延ばしが起きづらいということです。
そして、この方程式を知ることで先延ばしを防ぐためにはどうすればいいのか? ということが分かってきます。
先延ばしを防ぐには、期待か価値を大きくする、時間か衝動性を小さくするしかありません。
では具体的にどのようにしたら、これらを実現できるのか。
本書では多くの裏付けにより明らかにしています。
感想
誰にでも心当たりのある先延ばしを改善するために、多くの裏付けをもとに書かれた本です。
先延ばしは人間の本能的な問題により起こり得ることだが、実生活では大きな弊害になっているはずです。
僕も大学で行動経済学を学んだことがあり、先延ばしの勉強をしたことがあるにも関わらず先延ばしをしてしまいます。
すぐに改善できるものではないですが、まだある人生で無駄な時間を使わないように、日々改善していかないといけないと改めて思いました。
いかがだったでしょうか?
先延ばしを改善したいと思っているなら、是非読んでいただきたい一冊です。
先延ばしを改善し、生産的な充実した生活を送れるようになりましょう!!
では、また。